おおまめとまめ育児日記

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【牛乳の知識】牛乳には栄養がない!?間違って認識してない? 違いは?

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牛乳の違い知っていますか?

牛乳とパン
買い物しているとふと聞こえた会話

安いと思ったら牛乳じゃないやん! 栄養ない!こんなの子供に飲ませられない!こっちよ!

彼女は成分調整牛乳を棚に戻し、成分無調整の牛乳を持ちながらお母様と見られる人にその後も色々言っていました。

爆音ボイスで...

他人の家庭にとやかく言うことではないですし、何を買おうが自由です。
ただ正しい知識で商品選びが出来ているのでしょうか?

牛乳の種類は意外と多い!

まず生乳とは牛から搾ったままの殺菌していない乳のことを言います。
ちなみに生乳は食品衛生法で販売してはいけないと定められています。

成分無調整牛乳(牛乳)

生乳を殺菌し、そのまま詰めた牛乳。乳脂肪分が3.0%以上のものです。

成分調整牛乳

生乳から、水分、乳脂肪分、無脂乳固形分等の一部を除去し、成分を調整したものです。

低脂肪牛乳

生乳から乳脂肪分を除去し、乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下にしたものです。

無脂肪牛乳

生乳からほとんどの乳脂肪分を取り除いて0.5%未満にしたものです。

加工乳

生乳に脱脂乳、脱脂粉乳、濃縮乳、クリーム、バターなどの乳製品を加えたものです。

乳脂肪を少なくした低脂肪タイプと成分を濃くした濃厚タイプがあります。

乳飲料

生乳や乳製品を主原料とし、カルシウムやビタミン等の栄養を加える等して加工したものです。

牛乳の見分け方

パッケージを見ただけではすぐに牛乳の種類はわかりませんよね。見分け方を2つご紹介します。

牛乳パック上部のへこみ

牛乳パック上部のへこみ切欠き

こちらの方法はコメントで教えていただきました。
成分無調整(牛乳)とそれ以外を見分ける方法として牛乳パックの上部の窪みがあるそうです。
この窪みは「切欠き」と呼ばれ、バリアフリー対応として導入されています。
開け口と反対側についているので是非確認してみてくださいね。
ただ、必ずしも付いているわけではないようです。
家にあった牛乳を確認したところ成分無調整の牛乳にも関わらず切欠きがついていないものもありました。
【 切欠きなし成分無調整牛乳】
切欠きなし成分無調整牛乳

種類別名称の確認

パックの側面に種類別名称と記載があります。

牛乳の種類別名称

種類別名称に「牛乳」の表示があれば、「成分無調整」の表示がなくても、成分は調整されていません。

特に気にしていない方は牛乳と思って購入していたものが実は加工乳や乳飲料だったってこともありそうですね。

牛乳栄養成分の比較をしてみた

家にあった牛乳4本、成分無調整牛乳、成分調整牛乳、加工乳、乳飲料の栄養成分を比較してみます。

牛乳の成分比較表

どうですか?
意外ではないでしょうか。
数字だけ見れば私は間違いなく、乳飲料を購入します。
カロリー、脂質が低く、カルシウムは多く、不足しがちな鉄分も取れるのです。
カルシウムを一番多く含んでいるのは乳飲料、次いで成分調整牛乳ですね。
カルシウムを多く含んでいそうな成分無調整牛乳は意外にも3番目でした。

※メーカー、商品によって成分は違います。

牛乳の選び方は?

筋トレ中の方だったらたんぱく質が摂れて脂質が低いもの、妊娠中だったらカロリー低めで、不足しがちな鉄分や葉酸が等の栄養素が入ったもの等、人それぞれ合ったものを選ぶことができればいいですね。

栄養

本当に栄養のことを考えるのであれば、栄養素が壊れにくい低温殺菌の牛乳がオススメ。
生乳にとても近い味を味わうことが出来ます。
ただお値段は高め。

女性に嬉しい葉酸やビタミン等栄養素がたくさん入っているのは加工乳です。
メーカーによっては鉄分を多く含んだ商品などもあります。

カロリー

成分無調整牛乳は1杯130~150kcalです。
無脂肪牛乳や低脂肪牛乳ですと65kcal100kcalほどに抑えることができ、もちろん脂肪分も抑えることができます。
牛乳は好きだけどカロリーが高いと気にしている方は無脂肪、低脂肪牛乳を選びましょう。

脂肪に含まれる飽和脂肪酸

牛乳に含まれる脂肪の主体は飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸は、成分無調整牛乳に多く含まれています。
動脈硬化やコレステロールを気にしている方は成分無調整以外の脂肪がすくなめのものを選ぶようにしましょう。

ただ日本人は脂肪が多めの牛乳を好むと言われています。

料理にプラスするなら

グラタン、シチュー、プリンやケーキ等お菓子作りに使うのであれば、濃い加工乳を使えばコクがある美味しい料理が出来そうですね。

成分無調整でも脂肪分が多く濃い牛乳もあるのですが(ジャージー牛、ガーンジィ牛の生乳を殺菌したもの等)なかなかお目にかかることはできません。

子供に与える牛乳の種類 おすすめは?

牛乳をコップにそそぐ様子
栄養のことを考えるのならば、低温殺菌の牛乳が一番でしょう。
普段から食事等ある程度気にしている方は成分無調整の牛乳を与えている方が多いように思います。
牛乳の知識がなくても、少しでも手を加えていないものが一番良いといった考えからでしょう。
年齢が小さなうちは、アレルギーの心配も含め、生乳以外の色々なものが含まれている加工乳や乳飲料はやめておいた方が良いとは思います。

牛乳は危険!だったり、体に悪い!等の情報が流れてくることもありますが、
正しい知識を持ったうえで
飲む人の好みや生活スタイルに合わせて選ぶことができれば良いですね。


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