TVアニメ「進撃の巨人」The Final Seasonが盛りに盛り上がっています。
観ている方も多いのではないでしょうか。
Twitterでも毎週放送後にトレンドに上がるほどの人気っぷりです。
というのも、2009年から「別冊少年マガジン」で始まった諫山創さんの連載作品ですが、約11年半の時を経て、2021年4月9日ついに完結します。
最終話がどうなるのか、日本のみならず、海外でも多くのファンが見守っている状態です!
全く知らない人もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、圧倒的な力を持つ巨人と人間の戦いが描かれた作品なのですが、張り巡らされたら伏線が多く、奥が深いのです。(私の説明はペラペラ)
↑ 劇場版の予告ですが30秒ほどでカッコイイのでお時間ある方はご覧ください。
進撃の巨人 アニメ勢の私が選ぶ 死亡シーンベスト4
今回は、アニメ勢の私が選ぶ、現時点で死に方が印象に残ったキャラクターをご紹介します。
ここからはネタバレになってしまうのでご注意ください。
※アニメThe Final Seasonのネタバレはないです。
4位 麗しき 旧リヴァイ班 全滅が泣ける
調査兵団兵士長であり、人類最強と言われているリヴァイ・アッカーマン。
リヴァイ兵長率いる調査兵団特別作戦班が通称「リヴァイ班」です。
リヴァイ除くメンバー全員の巨人討伐数、および討伐補佐数を足すと100を軽く超える超エリートの集まりです。
少数精鋭班 リヴァイ班メンバー
やっぱり旧リヴァイ班は最強! pic.twitter.com/pgTBBzeFPf
— アズレット (@NBmM1Xnd7tlV4xe) 2021年2月3日
・オルオ・ボザド 19歳
・ペトラ・ラル
・グンタ・シュルツ
リヴァイ班がいれば……
圧倒的な強さを持つ集団であり、巨人に支配されている現状を打開できる希望の光にみえました。
しかし、巨大樹の森での「女型の巨人」との戦い(アニメ シーズン1 21話)で全滅。
別行動をとっていたリヴァイが、エレンの雄叫びを聞き駆け付けますが、グンタ、エルド、オルオ、ペトラの順番に死体を見つけます。
リヴァイ兵長を知らない人であれば、一見無表情にしか見えない様子ですが、誰よりも仲間思いなリヴァイです。
心情察するに余りあります。
また唯一の女性メンバーであるペトラにはファンも多く、無残な死に方に悲しんだ人は多かったのではないでしょうか。
その後、生き残った兵が帰還する途中、無能兵士のせいで無垢の巨人に追いかけられることになります。(アニメ シーズン1 22話)
巨人に追いつかれないためには、兵士の遺体を捨て、荷車の速度をあげるしかありませんでした。(アニメオリジナル)
「遺体を持ち帰れなかった連中は過去にもごまんといる」
リヴァイは兵士に遺体を捨てるよう命令します。
ペトラの遺体も荷車から投げ捨てられ、持ち帰ることさえ叶いませんでした。
3位 ウトガルド城 ナナバ「お父さんごめんなさい!!」
ナナバ 最高にカッコよかったです#進撃の巨人 #進撃の巨人season2 #進撃2期 #進撃の巨人fanpage#ナナバさん pic.twitter.com/FxNP9czAtW
— 進撃の巨人 fanpage (@Shingeki_Armika) 2017年4月22日
通称ミケ班に所属するナナバ。
4年で6割が死んでしまうと言われている調査兵団の中では数少ない古参メンバーです。
立体機動装置を所持していない104期調査兵団とともにウトガルド城で待機中、巨人の群れに囲まれてしまいます。(アニメ セカンドシーズン 4話)
ゲルガー達と武器が尽きるまで勇敢に戦うナナバ。
ゲルガーを救うために最後の刃を使いました。
仲間が死んでも気丈に振る舞い、果敢に戦うだけの実力を持っているのにも関わらず、恐怖におののき泣き叫ぶ最期。
「お父さんやめて!!お父さんごめんなさい!ごめんなさい!もうしません!!!」
そう叫ぶナナバの右足はすでにありませんでした。
人間の非力さを痛感するとともに、ナナバのセリフに暗いものを感じる最期となりました。
2位 トラウマ級 トップクラスの強さを持つミケの死
ミケ・ザガリアスはハンジ・ゾエ等と同じく調査兵団の分隊長を務めています。
巨大樹の森にて、リヴァイと共に女型の巨人に攻撃を仕掛ける役割を担っていたことから考えると、調査兵団の中でもトップクラスの強さだったと考えられます。
196cmの身長と102kg体重と体格にも恵まれていますしね。
また地下街にいた頃のリヴァイを捕まえる為、攻撃を仕掛ける役割を担っていたのもミケであり、同等に戦っていた(実際はエルヴィン・ミケVSリヴァイですが)、また死亡率が高い調査兵団の中で生き残ってきたことが強さを物語っています。
そのミケ達のもとへ突如現れ、すごいスピードで迫ってくる奇行種たち。(アニメ セカンドシーズン 1話)
ミケはたった一人で囮になることを選び、圧倒的な強さで巨人を次々と倒します。
しかしそこに現れた獣の巨人により馬を投げ飛ばされ、立体機動装置を奪われてしまいます。
壁外で、人間が唯一巨人から逃げられる移動手段である馬を失い、巨人と戦う術である立体機動装置を奪われたミケが感じた恐怖は計り知れません。
一度は諦めかけたミケですが、
戦い続ける限りはまだ負けてない……
ミケだったからこそ持ち直せた心。
しかし巨人に囲まれているミケに放たれた獣の巨人の
「もう動いていいよ」
の一言により、巨人達がミケをめがけて一斉に襲ってきます。
極限状態に陥った人間が感じる恐怖とはどれほどのものだったのでしょう。
ミケは泣き叫びながら、為す術もなく巨人に食べられて最期を迎えます。
調査兵団でもトップクラスの実力を持っていたそのミケの無惨な死に方には絶望した人も多いはず。
巨人の圧倒的な強さと恐怖を見せつけられ、視聴者(読者)にトラウマを植え付けるには十分でした。
1位 超有能イアン・ディートリッヒの最期
進撃の巨人なう(笑)
— たくち (@rockoortaku315) 2013年7月4日
このシーンはめっちゃ悲しかったけど、
かっこよかったなー(泣)
イアン神だわ~ pic.twitter.com/aK8asEZmQv
イアン・ディートリッヒは、駐屯兵団所属の精鋭部隊の班長です。
実は1回目にアニメを見た時は、イアンをほとんど記憶していませんでした。
(イアンと聞いてイヴァンを思い出したのは私です......)
イアンは、巨人化したエレンが大きな岩で穴を塞ぐ『トロスト区奪還作戦』の際(アニメ シーズン1 11話)、エレンを護衛する精鋭部隊の指揮官を務めていました。
この精鋭班について、
南側領土最高責任者であり駐屯兵団司令官であるピクシス司令が、
「ただ腕がたつだけではない、精鋭の中の精鋭だ」
と語る部分もあることから、イアン達が有能であり、信頼のおける人物だということが伺えます。
しかしトロスト区奪還作戦はうまくいかず、
リコは煙弾で作戦失敗を告げ、巨人化したまま動かないエレンを置いて撤退しようとします。
その際、エレンを回収する為、巨人と戦うことを命令したのがイアンです。
他の班長たちが反対する中、人類のため、エレンを放棄するべきでないと冷静な判断をくだしました。
イアンがいなければトロスト区奪還作戦は成功していないどころかエレンの命も危なかったでしょう。
エレンから巨人を遠ざけるため、ミタビ班が囮になり、続いてイアン達も囮になります。
イアンは、いままさに巨人に食われようとしている仲間を助けた為に巨人に噛み砕かれ命を落としてしまいます。(アニメ シーズン1 13話)
このイアンの死に方が、シーズン1で巨人に飲み込まれようとしていたアルミンを助けたエレンと似ているんですよね。
アルミンの言葉に
「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ」
というものがありますが、まさにイアンもその何かを変えるのことのできる人間の一人でしょう。
自分の命を顧みず、任務を全うしたイアンはカッコイイとしか言いようがありません。
個人的に心に残っています。
忘れられない死亡キャラ
個人的に心に残っている死亡シーンベスト4でした。
実はベスト3で元々書いていたのですが、どうしても絞りきれず中途半端なベスト4になってしまいました。
個人的にはモブリット(ハンジ班 副班長)の死亡シーンもかなり上位にくるのですが、ミケとナナバが衝撃すぎて今回はランキング外になりました。
主要メンバーが死ぬのはもちろん辛いのですが、見逃しがちであるあまり目立たないキャラの死に方も、背景が見えるとグッとくるものがあります。
リヴァイ班やモブリットたちの死はもちろん悲しいものがあるのですが、残されたもの(リヴァイ班→エレン・リヴァイ、モブリット→ハンジ)の描写含めて心が打たれます。
ファイナルシーズンも見逃せません。
とにかく自分の推しが死なずに自由を手に入れられることを祈るばかりです。
進撃の巨人はおもしろすぎる
進撃の巨人は本当に面白いです。
原作が面白いのはもちろんのこと、アニメの作画クオリティの高さ、澤野 弘之さんの挿入歌の素晴らしさ、挿入歌のタイミング、豪華声優陣、たくさんの魅力が詰まっています。
※ファイナルシーズンからアニメの制作会社がWIT STUDIOからMAPPAに変わりました。変化も見どころですね。
現在ファイナルシーズンが毎週日曜24時10分から放送中です。
今なら間に合います!
昔漫画読んでた、アニメ観てたよっていう方も、名前だけ知ってる方も、興味がある方はぜひ観てくださいね。
現在YouTubeではシーズン1を無料で観ることもできます。
期間限定だと思われるのでお早めに。