アクアリウムという言葉は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
では皆様コケテラリウムはご存知ですか?
その名の通り、苔がメインのテラリウムなのですが、私ついに苔テラリウムに手を出してしまいました〜(歓喜)
やろうと決めてから材料決めなどにワクワクしすぎて夜も眠れないほどにテンションが上がっていました(そんなに!?)
初心者でもキットを使用ぜず、できるだけ安価に抑えましたので、興味のある方に参考になればと思います。
コケテラリウム(苔テラリウム)って何?
似たような言葉がたくさんありますが、違いはご存知でしょうか?
テラリウム
陸上生物飼ったり、多肉植物やサボテン等の植物を育てること、また水槽のことを言います。
アクアリウム
水性生物を飼うための水槽。
熱帯魚などはもちろん、水草やサンゴなどを栽培することも言います。
アクアテラリウム
1つの水槽の中にアクアリウム(水中)とテラリウム(陸上)が混在しているものをさします。
コケテラリウム(苔テラリウム)
名前のとおり、苔をメインとして作るテラリウムです。
どれもロマンがあると思いませんか?
そして私はこの苔テラリウムで苔を育てようとしています!
ちなみに苔を育てるのは初めてです。
では次にコケテラリウムを始めるにあたって必要なものをご紹介します。
必要なもの
・コケテラリウム専用ソイル
・苔
・流木、石、ミニチュア、飾り砂
・霧吹き
・ピンセット
今回、ダイソー、セリア、ペットショップ、ネットなどを利用しせていただきました。
容器は一般的に透明なものを使用することが多いです。(陶器も素敵)
土はホームセンターで販売されている赤玉土、川砂、炭などを混ぜて作っても良いのですが、初心者にはハードルが高く、また衛生面でも気になるため、今回はコケテラリウム専用の焼いた土を購入しました。
苔は近くのホームセンターやペットショップで手に入らなかったため、ネットで購入しました。
ネットでは数種類の苔がセットになったものなどもあります。
初心者のため、寄せ植えは難易度が上がると予想し、色んな苔に手を出したいのをグッと我慢して、1種に絞りました。
もっこり可愛い山苔です♪
ミニチュアも100円ショップで購入し、霧吹きやピンセットは家にあったものを使用します。
細かくは最後の方で紹介させていただきます。
育てやすい苔と生育条件
苔にはたくさんの種類があり、日本にはなんと1800種類以上の苔が生育しているのだとか...。
その中から初心者でも育てやすそうなものがこちらです。
ホソバオキナゴケ(半日陰)直射日光✕
やや乾燥を好む
アラハシラガゴケ(半日蔭)
ホソバオキナゴケと同じく「山苔」のひとつ。
直射日光✕
やや乾燥を好む
ハイゴケ 這苔(半日蔭)
名前のとおり、這うように成長していく。
直射日光✕
多湿を好む
蒸れ✕
シッポゴケ(半日蔭)
濡らしすぎは✕
蒸れ✕
コツボゴケ(半日蔭~日影)
多湿を好む
ホウオウゴケ(半日蔭)
水中育成も可能な苔
多湿を好む
ムチゴケ(半日蔭)
多湿を好む
ベース土台になる土選び
①コケテラリウム専用ソイル
割高にはなりますが、初心者には間違いないですし、専用と言われると安心感しかないです(笑)
今回、私も使用させていただきました。
②珪酸塩白土(ミリオンA)のうえにメダカの水槽用のソイルや水草用ソイル
これも材料が2つしかないですし、ホームセンターで材料が揃うので簡単ですね。
ミリオンAの代用としてダイソー等の100均で手に入るゼオライトでも大丈夫だと思います。
③自作する。
ex.ケト土、赤玉土、鹿沼土、砂、
ex.ピートモス、黒土、砂
などを混ぜ合わせて作る。
木の樹皮を使用したり、炭を混ぜたりもします。
家に土が余っている場合や、たくさん量を作りたいときはおすすめです。
作り方
容器の中に土や苔を設置してしまうとお掃除するのは大変なので、始めが肝心!
ということで、まずは容器についているホコリや指紋を綺麗に拭きます。
アルコール除菌のウェットティッシュで拭いてから綺麗な布で乾拭きすると綺麗になります。
土台
今回はテラリウム用の土のみでいきます。
本当はミリオンAを始めにひいた方が良いのかな...とか悩みましたが、もしこれでカビたり問題が出たらその時に改善して行けば良いかなと思うので今回はテラリウム用の土のみにします。
土に入っている異物を取り除きます。
(ほぼなかったです。)
①容器にそっと土を入れ、形を整える。
なぜかどうしても平らにしたくなったのですが、そこはグッと堪えて傾斜をつけてみました(笑)
この土の形決めだけでもかなり迷いました。
しかしそれも楽しい。
②石を配置する。
容器に対して大きな石しか手に入らなかったため、まず始めに位置を決め設置しました。
③霧吹きで土を濡らし固める。
サラサラした状態だと土がすぐ動いてしまうので表面を少し濡らしました。
④苔を設置する。
だっ大丈夫かな......。
思っていたのと違うような(笑)
どこに置けば良いか難しい。
⑤苔を植える。
雰囲気を変えるため、苔の塊をバラして数本ずつ植えてみました。
同じ苔なのに別物みたいですね!
⑥フィギュアを飾って出来上がり!
家にあったコップのフチの太陽の塔を……
良いのが見つかったら2cm位のジオラマの人とかを置きたいのですが、見た目が素敵なものはめちゃくちゃ高くて驚いております(笑)
プライザーのフィギュアがめちゃくちゃ可愛い。
かかった費用は?
コケテラリウムの完成品や、初心者が比較的簡単に作れるキットもあるのですがかなり高額です。
大きさにもよりますが3000~5000円が相場でしょうか。
それくらいかかるのであれば、どうせなら自分で作ってみたいと思いませんか?
参考までに今回かかった費用をまとめてみました。
・ミニチュア3個(セリア)330円
・苔(ネット)780円
・土(ネット)600円
・青龍石100円
合計2,030円
これで今回作った直径10cmのコケテラリウムを2つ作れるほどの材料です。
容器
ダイソーのガラスキャニスター、直径は約10cmの商品です。
湿度を保つため、蓋付きのものを探していました。
容器って本当に大事ですよね。
自分が気にいるのが見つかるまで色んな店舗へ行きました(笑)
この容器探しもとても楽しい。
ミニチュア
今回はセリアで3点ミニチュアを購入しました。
どれもすごく可愛いですし、丁寧に作られています。
ただ少し大きい。
今回のような小さい苔テラリウムに入れるとパンパンになります(笑)
できるならばこの1/4ほどの大きさのものが販売されたら最高です!
苔
苔はネットでホソバオキナゴケを購入しました。(アラハシラガゴケじゃないですよね!?)
モフモフしてて可愛い。
ただ自然のものを購入したため、虫がでてきたら……と思い、このパックのまま数日置いていました。
(水やりと、風通しが良く優しい光が入るところへは移動させていましたよ。)
石
意外とお金がかかるのが石や天然流木のような気がします(笑)
ホームセンターでは、天然流木が300円~1000円、溶岩石は大きめのものが1つで800円ほどでした。
今回私は2cmほどの小さな石がほしかったのですが、まず小さい石はほとんど売っていなかったです。ほとんどが大きなアクアテラリウム用でした)
アクアリウムの取り扱いがあるペットショップで今回購入した青龍石を見つけたのですが、玉ねぎが入っていそうな汚いカゴに適当に転がっていました(笑)
ペットショップには私が探していた2cmほどの石が何個か入ったものも販売されていました。
実際ミニチュアは1個しか使っていないですし、苔も2/3残っていますし、土も半分ほど残っています。
今回作った苔テラリウム1個辺りですと、約990円。
1000円切りましたね。
安くで苔テラリウムを作ることができました。
苔テラリウムを初心者が作ってみて
今までは、観葉植物やサボテン、多肉植物などを育てることが多かったのですが、苔……とっても良いです(笑)
もこもこを見てるだけで癒されます。
まだ材料が余っていますし、他にも作ろうと容器やミニチュアなどを購入したので、またお見せできればと思います。
今後記事にするかもしれないメモ(笑)
・天然石で鉱物テラリウム
・石は公園や川から拾ってきたものでもOK?煮沸消毒方法
・苔の違法採取
・苔テラリウムにむかない苔 ギンゴケ等
・プライザー フィギュア