【生活が一変】
毎日まともに睡眠もとれず、身体は絶不調。
産後1ヶ月も経たないうちに風邪をひいてしまいさらに不調。
体調が良くなるのを赤ちゃんが待ってくれる訳もなく、2、3時間に1回授乳時間はやってくる。
赤ちゃんを立って抱っこしたまま寝そうになるほど眠さは限界にきていた。
私が倒れて赤ちゃんに何かあてはいけないと部屋の角で立ったまま夜を明かしたこともあった。
赤ちゃんは昼夜問わず泣く。
お昼はもちろん、夜は尚更近所迷惑にならないかと常に気にすることになる。
それが毎日、神経はすり減る一方。
あれ?赤ちゃんの頭にこんなカサカサしたものあったっけ?あれ...ここにもある。
もしかして病気!?
予防接種どこの病気に連れていこう..えっいっぱいあるけどまずは何から受けるの?
1人で連れて行けるかな。
かかりつけの病院はどこにしよう...
わからないことだらけ。
心配事だらけ。
起きていようが寝ていようが常に息はしているか?と気を張りつめている。
赤ちゃんが寝ている間にと、家事をしようが、お風呂に入ろうがトイレに行こうが泣き声(幻聴)が聞こえるようになる。
このストレスを上回ったのが夫への不満によるストレスだった。
【動かすのは手だけにしてほしい】
泣き止まない赤ちゃんを必死で抱っこしてあやしているのに、
育児なんてしたことないし、わからないしと遠巻きに見て、おっぱい飲みたいんじゃないの?と口だけ出す。
おっぱいはさっきあげたばっかりだよ...。
【自分の都合のいい時だけ抱っこ
それは育児ではない】
赤ちゃんが機嫌がいい時だけ抱っこ、自分が赤ちゃんと遊びたいからとスヤスヤ寝ている赤ちゃんにちょっかいをかけ起こそうとする。
何時間かけて寝かしつけたと思ってるんだよ...。
【仕事に行く夫ですら妬ましい】
身体が痛くない。
自分が好きな時に昼寝ができる。
夜寝ることができる。
好きな時間にお風呂に入り、好きなだけ湯船に浸かれる。
ご飯を食べた後のんびりテレビを見ることができる。
友達と出かけることができる。
上記のことはもちろんだが、仕事に行けることさえも羨ましかった。
通勤時間までも羨ましい。
これは妊娠中もだが、お酒、煙草、甘いもの、カフェイン、薬と
我慢しなければならないものが多いなか、嗜好品を私の目の前で悪気もなく楽しむ夫。
デリカシーがなさすぎる...。
【なんで他人事なの?】
初めての育児でわからないことが山ほどある。
首を座る前は抱っこ紐を使うのですらこわくて、練習を何回もした。でも夫は私いざ使うとなっても使い方がわからないから私が説明しながら装着しないといけなかった。2回目はできるだろうと思っていたら2回目もできなかった。
3回目は付け方を間違えていた。
ふとした会話のなかで出た、次回の予防接種がいつかも、何を受けないといけないかも忘れている。
自治会の検診も然り。
育児に関しては言わないと何もしない。まず気付きもしない。
【私は爆発した】
小さなイライラが少しずつ大きな大きなイライラの塊に。
24時間赤ちゃんと一緒でストレスを解消することはできずに産後2ヶ月たった頃ついに爆発した。
引き金になったのは何かお願い事をしていたのだけれども、やっていなかったからだったと思う。
簡単なことすら時間をかける。
1分1秒でも無駄にしたくないほど常に時間に追われている中、なんで夫だけゆっくりできるんだと、
それがどうしても許せなかった。
何もしないなら目の前から消えてほしかった。
【夫は何を思っているのだろう】
なんかいつも機嫌が悪いなー
関わりたくないなー
こっちだって毎日働いて疲れているのに...
わかる。仕事がどれだけ大変でストレスが溜まるかも知っている。
安らぐはずの家でゆっくりとできないのも嫌だろう。
【共感】
いっぱいいっぱいの時に人の気持ちになることは難しい。
余裕があるからこそ人に優しくできる。
私が爆発してから、少しながらも夫が率先して育児を手伝おうとしてくれているのを感じることができた。
こんなに時間がかかって大変なんだねと、夫が実際に育児を経験したうえで共感してもらえたら私の心にも余裕ができた。
パートナーが余裕がない時に負担になるのではなく、手を差し伸べられる存在でありたい。